ナンバリングタイトルの難しさ

2019年12月25日

最初からナンバリングタイトルとして開発を行っていくのか、1作目が好評だったからナンバリングタイトルを開発していくのか、いろいろなパターンがありますが、とにかく世のゲームにはナンバリングタイトルが氾濫しています。

ナンバリングタイトルのメリットいろいろ

ナンバリングタイトルを作っていくということは、いろいろとメリットがあります。

まずひとつは、システム面の流用ができること。
全く同じでないにせよ、同様のシステムになることが多いナンバリングタイトルでは、システムの改良は行いつつも、システムを流用して開発することが多いと思います。

ということは、普通に考えると開発工数を抑えることができます。
このメリットを活かさない手はないですよね。合間を縫って開発を行っている個人開発者であればなおさら。

そして次のメリットとしては、前作の知名度を活かすことができるということです。

もちろん、前作が知名度ゼロである場合はこのメリットを享受することはできませんが、通常であれば少なからず知名度があるはずですので、前作を楽しいと感じてくださった方は続編をプレイしていただける可能性がでてきます。いわゆるリピーターを獲得することができる可能性がある、ということです。

さらに言うと、ナンバリングタイトルの新作からプレイしてくださった方がおもしろいと感じていただけた場合、過去作品もプレイしていただける可能性がでてきます。

これはとてもありがたいことです。

その他には、最初のアイデアをナンバリングタイトルを通じて深堀して行くことができ、どんどん洗練されていく(可能性がある)という点や、

ナンバリングタイトルを通じてキャラクターやストーリーをどんどん広げていくことができる点(わたしはこれは苦手なのですが)、

などなど、ナンバリングタイトルを開発していくということは、さまざまなメリットがあります。

ナンバリングタイトルのデメリット(難しさ)

ナンバリングタイトルのメリットを書き出してみましたか、当然デメリットもあります。

まず最初に、当たり前ですがメリットの裏返しの部分。
前作の知名度がないだけならまだしも、悪評が立ってしまったような場合、続編に対してもまず負のイメージが先行してしまいます。

次に、ストーリーやキャラクター設定が存在するタイプのゲームの場合、それらを広げていったり深堀していくことはある意味大変な作業であるということ。
この部分が得意であったり大好きな方は良いのですが、わたしはこの部分が現状特に苦手であるため、ストーリーやキャラクター設定をほぼ設けないタイプのゲームを作らせていただいております。

そして最大のデメリットというか難点だなと思う点は、前作を超えなければいけない、ということです。
いや、厳密には前作を超えなければいけないという義務はないんですが、ナンバリングタイトルである以上、前作とは絶対に比較されます。
何らかの部分で前作を超えていないと、前作のほうが良かったという感情を持たれてしまいます。評価が下がりがちになる可能性も・・・?

わたしの場合は、ストーリーやキャラクター設定がほぼない作品が多いので、ナンバリングタイトルではなんらかシステム部分であったり仕掛けであったりを改良していくことになるのですが、これが思いつかない場合がきついんですよね。

わたしの作品を振り返ってみると

が、リリース済みのナンバリングタイトル(2019年12月24日現在)になるのですが、

BomberBomber→BomberBomber2の場合、

  • グラフィック面の向上
  • 操作性の向上
  • サウンド面の向上
  • 演出の向上

BomberBomber外伝→BomberBomber外伝2の場合、

  • グラフィック面の向上(自分の中では)
  • ボスの種類やパターンの増加

Clicker Tower RPG → Clicker Tower RPG 2 の場合、

  • 敵キャラクター、世界観の刷新
  • ボリュームの増加
  • ワールドマップ(?)の追加

Clicker Tower RPG 2 → Clicker Tower RPG 3 の場合、

  • 敵キャラクターの一部入れ替え、増加
  • 自宅や民家を追加したりマップを移動できたり等のシステム面の追加修正

とうふファンタジー1 → とうふファンタジー2 の場合、、、は特殊で、キャラクターは流用しているのですが、全く異なるゲームです。
よって、システム面では完全に新たに作っています。

ナンバリングタイトルなのに全く違うタイプのゲームというのはほんの少しだけ思い切ったのですが、私の大好きなドラゴンスレイヤーシリーズも、魔城伝説シリーズも、全く違うゲーム性で続編がリリースされ続けていましたので、それはそれで良いかな、と感じています。仮に前作のほうが良かったと言われても、まあそもそもゲーム性が違うしそういう評価もあるだろうと割り切ることができるかな、なんて思います。

まあ、ドラゴンスレイヤーシリーズも魔城伝説シリーズも副題としてナンバリングタイトルが用いられているだけで、正式なゲームタイトルは、

  • 1. 魔城伝説(縦スクロールシューティングゲーム)
  • 2. 魔城伝説II ガリウスの迷宮(サイドビューアクションRPG)
  • 3. シャロム 魔城伝説III 完結編(ブタ子ゲーム)
  • 1. ドラゴンスレイヤー(家にすぐ帰るゲーム)
  • 2. ザナドゥ(DS ][-MASTER ゲーム)
  • 3. ロマンシア(鬼畜ゲーム)
  • 4. ドラスレファミリー(一家団欒ゲーム)
  • 5. ソーサリアン(不老不死ゲーム)
  • 6. ドラゴンスレイヤー英雄伝説(何故か今頃超王道コマンド戦闘RPG)
  • 7. ロードモナーク(リアルタイムシミュレーションゲーム)
  • 8. 風の伝説ザナドゥ(やったことないゲーム)

という感じですので、完全なナンバリングタイトルで全く違うゲーム性というのがアリなのかどうなのか、というとよくわかりませんが、今のところその部分でクレームや不満の声は来ていないので、これはこれでありなのではないでしょうか?

まとめ

とにかくナンバリングは便利です。便利である反面、自分の場合は少しプレッシャーというか、前作を超えないといけないという強迫観念がどうしてもあって、そのためにボリュームが大きくなりがちになってしまったり、開発が途中で止まったりしてしまうことがよくあります。

そのため、そのあたりの理由でよく頓挫してしまうという方は、ナンバリングタイトルはやめる、でもシステムは流用して低コスト開発を心がける、ということを意識してみるのも大事かと思います。(自分は出来ていません。。。)